Ogura Manabu


「合意はすぐそこだ」

共和党のミッチ・マコーネル上院議員が日曜日昼にワシントンで答えた。共和党の要求である、

・増税一切ナシ
・財政赤字縮小


というポイントを押さえた上で民主党が要求する債務上限引き上げ額と時期が焦点となっていたが、結局

・まずは2兆ドル引き上げ
・その後、来年の大統領選までにもう一度引き上げ


というプランとなりそうだ。財政赤字縮小額は2兆ドル以上でなければならず、今後ますます増大していくであろうメディケア・メディケイドなどの福祉と覇権を維持するための軍事費などの削減が重くのしかかってくる。

ところでこの問題が収束するということは、債務上限が引き上げられて新たに国債が発行されるということだ。まずこの信用問題が収束することで株価は好感するだろう。第2四半期の好決算の勢いがこの債務問題で押し下げられていたのでそのフタがとれ、株価は5%前後は回復するのではないか。

これでまたドル安にふれることとなり、ドルの一方的減価を防ぎたいアメリカとユーロとの戦いが一層熾烈になっていく。日本は米国債購入のお得意様なのでむしろ円高は米国債を買い安くなるので日本以外は誰も問題視しないだろう。

米国軍のプレゼンスは今後弱まってくるので中国南シナ海の領海問題についても中国は強気の発言を繰り返すであろう。日本は民主主義国なのに政治が国をひっぱる構造になっていない。したがってアジア各国から期待されているにもかかわらず意味不明な内紛と事大主義に明け暮れるであろうから、その期待には応えることが出来なさそうだ。

またサイクリカルな不況の影にも注意していきたい。世界経済は今モルヒネでドーピングされている状態である。今回アメリカで更なるモルヒネが打たれることが確定しそうな勢いだが、ヨーロッパなどでこれ以上モルヒネを打てない国が2,3現れたら金融不信がまた不況につながると思われる。

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