Ogura Manabu
1

2012年の第1四半期(3月26日まで)のジャンク債ファンドあるいはETFの流入した資金は1,861億ドル、発行高は7,511億ドルと1980年からの記録で最高らしい。

米国債券の1%、投資適格債券の4%と比較すると年間利回りが8%近くになるジャンク(投資不適格)債券はたしかに魅力的にうつる。

投資不適格という言い方をしているものの、適格かどうかを判断するのは実際には投資家である。投資不適格だと不名誉な言い方をされているのは、格付け会社が会社の財務状況から「ちょっとした経済的動揺で破綻しちゃうリスクがあります」と判断しているからである。

たとえば大手カーレンタル会社のハーツが発行する債券は「投資不適格」だと判断されているものの、起債しすぐに売り切れるという好調ぶりである。

リスクとリターンは常に対称であることを考えるとこのジャンク債はどういったリスクがあるのか。まず債券は発行した企業が倒産してしまえば元本は戻ってこない。そして倒産せずとも、長期金利が上昇すれば借り入れコストが上昇し、債券価格が下がる。

AMGのようなポートフォリオアドバイザーとしては、ジャンク債を積極的にオススメすることはない。特に長期金利の上昇局面は近い将来やってくるからだ。

コメントを投稿するにはログインしてください