Ogura Manabu
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おととい、米連銀議長のバーナンキがTVのインタビューに答えていた。要約すると

失業率は依然として高止まりしている。回復には数年かかるだろう
景気停滞に"打ち勝った"と言えるには程遠い状態
ニュースを見るかぎり経済状態は悪くないが、これが継続するかどうかを注視
成長を続けるために、いかなる政策的可能性も排除しない
住宅市場が心配だ。本格的回復には程遠い
今後数カ月、インフレ気味になる。ガス・ガソリン価格が高すぎるからだ
QE^xも"テーブルに乗っている"。経済を活性化するためなら


話のトーンを聞く限りでは、超低金利政策は今後も維持される(2014年前の突然の利上げはなさそうだ)。はっきりバーナンキ議長が言った訳ではないものの、失業率は6%を割って始めて合理的水準に戻ったと判断されるのではないか。

それまで米ドルがほとんど無制限に放出されるということは、米ドルに対して他の通貨あるいは米ドル建ての資産が高くなるということである。円でいえば、円高基調は続くと判断するのが妥当だろう。


ところで、市場は次の「売り材料」を探しているがスペインがターゲットになっているようだ。今後また数週間・数カ月間にスペインが悪いようだぞーとニュースになるかもしれない。グローバル市場では資金の注入・引き出しが容易に行われる上、現在のような上値が重い状態だと投資家マインドは悪材料を探しだす。ターゲットとなってしまったら、ギリシャのように誰かが「大丈夫だ」と言ってくれるまで売られる。ちなみにスペイン国債が売られそうな原因は以下のようなものだ。

・スペインの銀行は借入過剰/資本不足
・スペインの住宅市場は今後大きく下振れする可能性
・政府/個人あわせてGDPの227%の借金


この問題が覆い隠される(投資家にターゲットにされない)ためには、欧州/アメリカ/日本/中国でより明るい兆しを見る必要がある。

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