Ogura Manabu
アドバイザーの移管を再開しました。詳しくは、こちらをご覧ください。

私がこの業界に入った2006年には、アドバイザー業界自体が非常に牧歌的というか大らかな感じでありました。一つの原因は、競争がほとんどなかったためだと思われます。競争がないことの弊害は方々で喧伝されていることでもありますので僕が今さら指摘するまでもありません。

しかし競争が少ないことでの「メリット」は、目の前のクライアントに対してゆったりとした気持ちでいれるせいか割と正しい商売が出来ていたような気がします。競争が少ないだけであって競争相手は居るわけですが、少々の競争相手は程良い刺激となるだけで、トレンドとしてずっとアドバイザー業界の好調が続いていたのでしのぎを削る必要もありませんでした。

しかし、2008年中ごろから潮目が変わった気がします。あくまで感覚値で正確な統計はありませんが、良質な日本人アドバイザーが生まれる一方、悪質な日本人(ときには無免許)アドバイザーが目立つように。2009年に入って、このHPに以下のような問合せ、というよりは悲鳴に似た相談が寄せられるようになりました。

・セミナーで良いことだけ言って、実際に始めた後にセミナー主催者とさっぱり連絡が取れなくなって不安に思っている

・手数料の説明が一切なく、解約時に大きな損失が出てしまった

・2年だけ積み立ててあとホッタラカシにしておけば大金持ちになれるような説明を受け2年過ぎて積立を停止したが、大金持ちになれるどころか手数料で積立金を削られて元本割れを起こす可能性が高いと積立を停止した後に言われた

・証券売買が頻繁過ぎて、ビッド/オファー・スプレッドのせいで元本が削られている。本当にあれが正しい運用方法なのか

・元本の90%を保証するような説明を受けたのに、実際は違った


全部挙げているとキリがないですが「海外投資相談駆け込み寺」と宣伝を出していればともかく、出していないにも関わらず、しかもこんな小さいサイトにそのような相談がいくつも寄せられるているのです。

インターネット上でもどこのIFAがイイとかダメとか、明らかにステルスマーケティングであると思われる書き込みが氾濫しており、醜悪で見るに耐えません。ただそれ以上に耐えられないのは、競合他社であるという垣根を超えてお付き合いをしていきたいと思っていたアドバイザーがどんどんとこの業界を去っていくことです。悪貨は良貨を駆逐するかのごとく。

良質なアドバイザーが増えれば、自然と切磋琢磨が生じ、クライアントの選択肢も増えて香港アドバイザー業界は活性化していく… と思っていたのは僕らだけで、クライアントからの信頼を失ってでもイージー・マネーを取りに行く方たちは違うことを考えているようです。

そこで、少しでも良質な情報や運用に関する正しい知識を今現在困ってらっしゃる方と共有できればと考えアドバイザーの移管を再開することにしました。現在、AMGウェルス・マネジメント社では150人のアドバイザーのうち日本人アドバイザーは5人在籍しており、互いに連携して仕事をしておりますが、これは5人の総意です。

今回のアドバイザー移管にはお金もかかりますし、運用金額的にもハードルがあります。なので困ってらっしゃる方全てに対応させていただくことは出来ません。中途半端だとのお叱りはもっともですが2年くらい前にアドバイザー変更を受け付けます、と書いたら問合せが一度に多数来て対応できず、結果クライアントに不満を残すという経験がありましたので何卒ご容赦頂きたく思います。

またご質問についても、考えつく限りの質問とそれに対する答を用意しておりますが、不足がありましたらいつでもご連絡頂ければと思っております。

コメントを投稿するにはログインしてください