Ogura Manabu
2
不動産価格は年初からさらに20%上昇



昨年暮れに香港不動産に関してSell Call、すなわち「売るべし!」をしました。それから10%くらい値が下がって「ほらね」状態だったのですが、今年に入ってアメリカのQEが炸裂、不動産価格は最高値更新中です。

香港の当局は不動産市場がバブルを形成しているという認識でおります。しかし単にバブルといっても欲望が支配する投機的な動きだけではなく、中国人富裕層の資産のオフショア化、つまり国内資産を外国に移転するという目的もあるので香港不動産市場がバブルであると言い切れない理由がそこにはありますね。

どれくらいのスピードで価格が上昇したかでバブルかどうかが決まる訳ではありませんが、リーマン・ショック後の最安値からたった3年で資産価値が2倍になっているので利回りでいうと30%超/年です。

なぜ不動産が買われているのかというと、前述の中国人富裕層の資産のオフショア化の他に「インフレをヘッジする」という目的があると言われています。すなわち、物価はどんどん上昇していくのに給料は上がらない、だから不動産を購入し賃貸にまわして高い家賃をとるのだ、と。

コレについてもかなり疑義があります。インフレ・ヘッジの目的であれば、インフレ率を大きく上回っているリターンを出すことはインフレ・ヘッジの目的に反します。香港のインフレは2009年から年間3%ですから、年間30%もの資産価値の上昇は不要なのです。

ですのでやはりインフレ・ヘッジなどと格好いいことを言っても目的は投機。安く買って高く売りたいのでしょう。

ま、当時僕は手元にキャッシュがなくアメリカ・中国が主導した流動性パーティについていけなかったので香港不動産市場の見方にはかなりヒガミ&ヤッカミがかなり入っていますけれど。次、不動産指数が今の水準から30%以上落ちたら香港の不動産市場に入っていくことを真剣に考えます。

コメントを投稿するにはログインしてください