Ogura Manabu
富裕層投資家、"ふつうの"サブプライムローンに投資する

Rich investors bet on ‘sane subprime’ loans

やっぱりやる人は居るんだなぁ、と。

後出しジャンケンのようで恐縮だがサブプライムローンをネタにしてもし商売をやるのであればこういう仕事も成立するだろうなと考えていたことがあった。

サブプライムローン、と聞くだけで誰もが怖がって逃げ出す昨今だがサブプライムとはプライム、すなわち信用アリな状態よりも一段と低いところにいる人たちの信用状態のことである。

サブプライムな状態であるだけで銀行はその信用状況をもとに7%-13%と高い金利を課す。かつてギリシャ国債10年もの利回りが35%であったことを考えると、サブプライムといえども個別にはギリシャという国自体よりも信用力を持った人たちなのである。

サブプライム危機時の過ちは、このサブプライムローンを証券化し、その証券化されたパッケージのバリュー・アット・リスクをもとに格付けされ支払い能力の査定が全くできないことにあった。

とするなら、そもそも証券化なんてせずに泥臭く銀行からサブプライムローンを買い取り、サブプライムローンの信用状況を監視すればいい。バルクでサブプライムローンを買えば、デフォルト率が20%だったとしても5%-10%くらいの利回りがでる。

そして、たとえばネガティブ・エクイティになるのを回避するために頭金を多く積んだローンのみ取り扱うとすれば更に抵当流れにならずに済み、利回りが上がる…

これを思いついたのは、ジャンクボンドの王様のマイケル・ミルケンがジャンクボンドのデフォルト率は投資適格よりもわずかに悪いだけである、ということを発見して大儲けしたという話を思い出したからだ。

おそらく住宅価格が上昇し景気が安定している間はサブプライム層のデフォルト率はプライム層とくらべて、ビビるような数字の乖離ではないはずだ。

リスク査定に長けた銀行員にスタッフを訓練させ、サブプライムと判断されて銀行から融資を断られるようなケースでむしろリスクマネーの供給先として重宝されるはずである。

あぁ、投資アイデアがあっても元手がないことには始まりませんね。

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