Ogura Manabu
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一度だけドバイに行ったことがある。昼の灼熱を避けて室内にこもっていれば、非常に過ごしやすかった。空気はキレイだとは言えないが、香港の空気に比べれば全然マシであった。

街には超ド級の建造物が立ち並び、タクシーに乗っているだけでも思わず「うわぁ~」と声を出してしまうほど。世界で一番高いビルのバージュカリファからちょっと走ればジュメイラ・ビーチなどリゾート地。

それでいて、不動産価格は香港の5分の1。

ドバイにしょっちゅう出張に行くような金融マンであればここに不動産を構えるのも悪くないと思うだろうな、と。2009年暮れにドバイ・ショックがあったが、そこからも華麗に立ち直っている。

しかし不動産バブルについては懸念をしている様子。新興国では特に、不動産が完成するまえにオーナーからオカネをもらうプレビルド方式を採用しているところが多い。香港でも工期に応じてオーナーから資金を受け取る方式を採用している。

ただしこのプレビルド方式は、バブルを生む要素をはらむ。

オーナーがプレビルドにカネを払うのは、マーケットが良いときだ。要するに工事が完成したところで誰かに売ってしまえば儲かるとかんがえるタイミングである。しかし同じことを考えている人は他にも大勢いるから、プレビルドで一山当てたいという人たちであっという間に値が上がる。

不動産ブローカーは不動産が完成する前に手数料が手に入るから、より不動産を多く売る動機付けがある。

そしてようやく1-2年後の完成の段階になって、マーケットの上昇局面が続いている保証はどこにもない。

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