Ogura Manabu

ヌリエル・ルービニ

2008年の信用危機を予測して「ミスター破滅論者」と呼ばれてしまっていた経済学者、ヌリエル・ルービニ。彼は2005年ごろから「信用危機が実体経済を直撃する」という予測をしていた。当時はまだイケイケドンドンの時。そんな中でルービニが発する言葉を揶揄するかのようにつけられたあだ名。

しかし結果的にルービニが正しいということが証明された。その後、ますます"ミスター破滅論者"は強固に彼の属性を表す言葉となった。彼自身はミスター破滅論者と呼ばれることがイヤで、自分で「現実主義者」と考えているという。

実際に、1-2年前にはミスター破滅論者にはふさわしくない言動、たとえば「これから数年は信用危機は訪れない」という発言をしていたりするので常に破滅を口にしているわけではないことは明らかである。ただ2008年の予測があまりに鮮やかであったのでそのイメージが消えないのだろう。

そんな彼が2014年、どういう投資をするかという問いに答えて、分散運用の必要性を唱えた上で

債券持ち分を減らし、
株式持ち分を少し増やす


と発言している。さらに株式持ち分については

日本、そしてイギリス

にプラスのサインを見ているという。理由は詳しく述べられていないが、明らかに円安と金融政策を好感していると思われる。外国人投資家からみて円安はひとつのリスクになりうるが、ドルから見て円安以上の株高プレミアムがとれると見込んでいるのだろう。

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