Ogura Manabu
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今年もこの国では財政の崖が何度かやってくる

14年はG7 BRICsの、満期を迎える国債が7.43兆米ドルに達する見通しであることを、Bloombergは伝えている。これは2013年の7.6兆米ドルから少し減少した金額だ。

金額だけみると「今年は去年よりラク」となるが実態は違う。借金には金利がともなうが、金利水準は今後上昇してくるからだ。国債発行の金利は市場金利を参考にされるが、アメリカがQE縮小を始めているので今後金利が下落=借金発行する側にとってラクになるとは思えない。

金利負担だけでも今後かなりの金額になることは間違いない。ちなみに、2013年度中で米国10年国債の金利は0.41%上昇した。これは1兆円の国債を発行した場合、2013年最初と比較して41億米ドルの金利増となる。

しかしインフレも厳しくないので債券にはまだニーズがあることは確かだ。これがもし、4%くらいのインフレとなっていれば利回り1.8%の国債を満期までもっていても毎年2.2%逆ざやになるのでさらに株式に向かうことになる。

2014年中もインフレが連銀のターゲットである2.5%以上になることは考えにくい。またアメリカは新しい国債を発行するために財政の天井問題に突き当たる。根本的に解決する方法はないので、この天井にぶつかるたびに「今回こそは違うかも」となるだろう。

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