Ogura Manabu
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1月1日、完全なる普通選挙を要求する活動家グループが道路を占拠(活動自体は事前に届け出られていたもので、平和裏に行われた)

また、やってきます。「セントラルを占拠せよ!」運動。

もうだんだんと訳がわからなくなってきました。論点が多すぎて。以前の「セントラルを占拠せよ!」運動は、税金で助けられたのに高給を取り続けたグローバルバンクに対する怒りでした。HSBC本店の階下はキャンプでもしているような楽しげな集団で埋められていました。

その時も「デモなどによる抗議ではなく、こんなヒッピーみたいなぬるいやり方をして香港社会の同意が得られるのか」と思ってましたが案の定香港社会が味方につかずに解散しちゃいました。

そして今回は「税金で助けられた高給取り」は論点になっておらず、香港の行政長官(日本で言うところの首相)の普通選挙と、なぜか台湾独立運動の活動家がこれに合流するというのだからわけが分かりません。

前回の運動は、その活動はさておき主旨には賛同していたところがありました。新バーゼル規制やドッドフランク法などで銀行が納税者が貧しくなり、銀行が高給をとるという仕組みが、完全ではないにせよ改善に向かって進みました。そういう意味では義憤に対する答えが用意されたのです。

しかし今回は… 

2017年から形式の上では香港でも普通選挙が始まりますが候補者が選ばれる過程での中国政府の介入は避けられません。立候補できるかどうか、についても中国政府のスクリーニングがかけられるということなので、果たしてこれを民意が反映された普通選挙と言うことができるのかは大いに疑問。

外国人である僕ですら懸念しているところでありますから、2017年は無理でもその次の選挙くらいまでには完全普通選挙を実現して欲しいと思います。香港人のマインドはイギリスの薫陶をうけ自由民主のスピリットは横溢している。l

だからこそ… セントラルを占拠してキャンプなんかしないで、しかも台湾独立運動を一緒にやったりしないで、完全普通選挙を達成するために各地で集会や(平和な)デモをやればいいじゃないですか。道に寝っ転がっていても抗議の意思は示せるが建設的な議論は生まれないよ… きちんと言葉で伝えていかないと「あの人らは結局何にムカついてるの?」とまた前みたいに嘲笑されちゃうよ、と一外国人は思うのです。

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