Ogura Manabu
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タタ・モーターズの新しいハッチバックモデル

2013年、インドの自動車販売台数は9.3%も落ち込んで180万台となった。給与水準よりもインフレのほうが高くて可処分所得が実質的に目減りしているのと、自動車ローン金利も上昇しているのが原因だ。要するに売れる新車が出てない、という問題ではなくファンダメンタルズに原因があって売れてない。

しかしメーカーの鼻息はあらい。2020年までに、インド国内で毎年2,000万台売れるようになるだろうと予測し今からマーケティング活動に精を出しているのだが、GDPは5%未満に落ち込みそうだし給与水準が今後劇的に改善するとは思えない。

インドの低成長の原因は過剰な規制である。カースト制が国を形作っているので階級間の決まりが商売の決まりにまで反映されている。また外資の出入りも簡単ではない。

これまでのルールや習慣を大きく変更するためにはものすごいエネルギーが必要となる。たとえばインドに革命が起こって現在の制度が根本的に変わったとしたら、もしかすると4年前までのような高度成長があり得るかもしれない。

そして、そういったドラスティックな改革がなければなかなか高成長が見込めない。ということは今後クルマやバイクの販売台数が劇的にのびることも考えにくい。

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