Ogura Manabu
投資信託の情報サイトのモーニングスターの記事

投資を考えるくらいなら、資産の棚卸しを定期的にやるくらいのファイナンシャル・リテラシーを持っている。しかし、そのファイナンシャル・リテラシーが高過ぎると、解けない難問にぶち当たる。それが

キャッシュ保有割合

である。キャッシュ、すなわちリスクを生まないかわりにリターンを生まない現金を手元に残しておくことは、IFAがクライアントに説明する資産運用の基礎だ。AMGのIFAは資産運用をどのように行うか、ということの前に、資産運用をしないことの大切さを解く。

すなわち、手元にキャッシュが潤沢にある人はマーケットが荒れても慌てずに「またそのうち元に戻るさ」と落ち着いてられる。待てるかどうか、が資産運用のキモであって、手元のキャッシュが干上がってしまうとタイミング悪く資産を売却せねばならない。

なので、資産運用に回さない資金を必ず手元に置いておかなきゃいけない。

で、どれくらいのキャッシュを手元に置いておく必要があるかというとそれは人それぞれなのだが通常は6-24ヶ月分の生活費である。投資家が「これくらいあれば、いざというとき資産運用にまわしている資金を取り崩さなくてもよい」と思える金額だ。

黄金率があるわけではないが、仮に12ヶ月分の生活費があれば安心だという人がいればそれ以上のキャッシュは資産運用に充当して良い。逆に、12ヶ月分の生活費があれば安心だが、現状は12ヶ月分もキャッシュがない…という人は今は資産運用すべきでない。

ただ、少し金融市場のボラティリティに慣れてくるとこの段階から進んで「今、リスクを取るべきか取らないべきか」という疑問にぶつかる。

ここでマーケットのタイミングを読もうとしたりすると、資産運用はすごくしんどくなってくる。大体、マーケットのタイミングを読もうとする行為自体が不毛であることが多い。

なのでいったん「12ヶ月の生活費があれば安心」ということを決めたら、年に一度の資産棚卸しの際にマーケットの状態にかかわらず機械的に資産運用に回すことをオススメする。とはいえ、安心水準が12ヶ月が18ヶ月になったら、それを優先する。

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