Ogura Manabu
パンドラの箱ではあるが、わりと好意的に受け止められている中国のソーラーパネルの製造メーカー"上海超日太陽能科技"のデフォルト。

今まで、中国人に「債券がデフォルトしたらどうなるか」という質問をしたら、必ず返ってくる答えが「中国政府がそんなことさせない」であった。しかし実際にデフォルトは起こってしまったので「中国政府がなんとかしてくれる」という今までの信頼というか甘えは吹っ飛んだことになる。

そしてこれを外国メディアは歓迎している。

なぜなら今後債券のプライシングにリスク感覚が持ち込まれるからだ。もし債券の公募があったとして、国営銀行がいいことばっかり言って販売していたとしてもそれを信じるかどうかはその人のリスク感覚に委ねられる。今までは「やった、年利9%ももらえる!」としていたのが、100%戻ってこない確率(リスク)と9%のリターンを比較することになる。

とはいえ、今まで全くの無リスク商品だったのがいきなりリスク商品になったのだ。投資家はそもそもリスクとリターンの天秤をかけるスキルを持ち合わせてない。となると、「投資なんてしないのがいちばん」となる。

ということは、今まで個人投資家に頼ってきたシャドウバンキングを通じた融資が止まることになる。

コメントを投稿するにはログインしてください