Ogura Manabu
FRBのリサーチによると、アメリカ人の家計におけるリスク資産の割合は年ベースで2000年以来最高になった。現金はリスクのある株式やファンド、社債に姿を変えつつある。

それら株式やファンドなどの"リスク資産"とカテゴライズされる資産に、家計の資産の34.9%が向かっていることになる。

私たちファイナンシャル・アドバイザーがこういうデータに接した時に考えるのはポートフォリオのリバランスだ。保守的な人たちがリスク資産に向かうとき、そこにはちょっとした熱狂がある。今でいうと、たとえば"今年も株式市場は上昇し続ける"といった根拠のないものだ。

そこに根拠がなくとも、そう思っている人が多ければ多いほど市場はそれを自己実現する。そうやってその熱狂はより補強されて市場は上昇スパイラルをえがき、現実の経済から乖離する。

乖離したものはどこかで戻らなければいけないので、バブルが崩壊する。バブルはいつも、崩壊があってから"あれはバブルだった"と言われる。投資家は恐怖から投げ売りをし、"高く買って安く売る"=含み損が確定する状態が続く。

私たちアドバイザーはその投資行動に自動的にブレーキをかけるためにポートフォリオのリバランスを行う。株式70%、債券30%の割合で始めたポートフォリオで株式価格が債券価格に比べて上昇をして株式80%、債券20%になってしまったら株式の10%を売って債券10%を買い、また70% / 30%に戻す。

ポートフォリオのリバランスを通じてバブルまでの熱狂と、バブル崩壊後の恐怖をコントロールするわけだ。

もし今、あなたの手元に上昇を続けいている資産があれば、一定程度売却することをオススメしたい。どんな資産も永遠に上昇し続けることはない。

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