Ogura Manabu



- バフェットは債券には投資をしない。バフェットがロイターに語ったところによると「長期的に良い債券投資があるとは思わない」とのこと

よく日本でも、投資で成功した人を本やネットで崇拝する傾向がある。バフェットともなれば投資の神様と言われるくらい日本でも人気があり、私自身も彼の含蓄のある投資の名言に酔ったりするものの、実務的には個人レベルの資産運用にはあまり役に立たない。

根本的に個人の投資家と違うのは彼の会社、バークシャー・ハサウェイがこれからも永続する企業であり個人投資家に求められる「投資のゴール」がそもそも存在せず、超長期投資を実行できることにある。

バークシャー・ハサウェイはバフェットの退職金作りのために運営されているためではないのだ。そもそも着地点が全然違うので、そんな長期間待つことができない個人投資家が彼の哲学を資産運用に取り入れるのは難しい。

またバークシャー・ハサウェイの価値はバフェットの株式投資の銘柄選択ではなく事業運営そのものから派生しているものが多い。彼は既に多国籍企業のオーナーなのである。株式投資だけをやって儲けているわけではない。2013年、株式取引で得た利益はバークシャー・ハサウェイの利益の20%未満だ。

そして債券投資が必要ない、というのも持続的な価値を生み出す事業が根底にあり、だからこそ超長期投資が実践できるからである。「バフェットがこう言っている!」と上辺だけマネしないように。

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