Masuda Hiroaki

 

 資産運用における投資対象には様々なものがありますが、代表的なものについてこれから数回に分けてご紹介します。全ての投資にはリスクがつきものですので、合わせてリスクについてもしっかり理解しておきましょう。 

 

 最初に種明かしをすると、私たちの資産運用は株式と債券をメインに、ファンドの形で保有します。 他にも多くの資産運用先はありますが、なぜこれらが適切かということを解き明かし、ご自身で様々な投資対象のリスクとリターンについて判断できるようになっていただくのが理想です。少しだけ専門的な話も出てきますが、考え方としてこれらを身につけておくと今後の資産運用において様々な判断をする際のモノサシになります。 

 

 まず前提として、麻薬など法律で取引を禁止されているものを除いて、ほぼすべてのものは取引自体は可能です。たとえば今私の目の前にあるパソコンや電卓、そしてボールペンなどは誰かに売ろうと思えば売れなくはありません。パソコンは中古ですが、もしかしたら3万円くらいで買ってくれる人がいるかもしれません。しかし、それらは取引可能ではあっても、 資産運用の対象としてはふさわしくないのは明らかです。なぜなら、資産運用のための投資対象はある2つの性質のうちどちらか一方を必ず備えている必要があるからです。 

 

その2つとは、 

 

1. 売却益

2. 配当/利子

 

です。

 

 資産運用でオカネが増えるパターンはこの2つしかありません。

売却益とは、買った値 段以上で売れること

配当とは、その投資対象が稼いだオカネの一部をもらえる権利

利子はオカネを貸すリスクを取ることで得られるリターンのことです

 例えば一般家庭で個人用に使っているパソコンは、 中古ですし特殊なモデルでも無いはずですので売却益が出ることは考えにくく、またパソコンを保有しているだけでは配当も利子も出ません。ですので資産運用向きの資産ではないのです。この2つのうちどちらかの性質があって始めて資産運用向きの投資対象となる、ということははっきりと覚えておいて下さい。

 逆に言うと、この2つのうちどちらかの性質を備えていればそれは資産運用としての投資対象となり得ます。 

 

 ここでは、代表的な投資対象として株式債券不動産・そしてスモールビジネス4つを取り上げます。教科書的にはスモールビジネスは株式に分類されますが、上場している株式を保有するのと未上場で自分でビジネスを立ち上げる場合の株式を同一視するのは違和感があるのと、ここ最近ではスモールビジネスに投資をしようという空気も流れておりますので、一つの項目として見ていくことにします。またこの分類は私たちが勝手に決めたもので、より細かい分類があります。ここでは、ざっくりとそのイメージを捉えることだけに絞っていただく目的で分類しています。 

 

 そしてそれぞれに売却益、定期的な配当/利子という、投資対象となりうる性質を備えてい ます。

それぞれの投資対象に、その資産を保有する動機の大小を以下の表に記しました。



 

 もちろん、これらは相対評価です。株式の中でも電力株のように売却益はほとんど考えず定期的で安定的な収入を目的として保有する場合もありますし、逆に新興IT株のように配当など狙わずにホームランを狙う場合もあります。また債券でも国家が破産しかかっている状態でほとんど利子が期待できないけれども将来その国が持ち直して債券価格が一気に上昇しその売却益を狙うということも考えられます。ただ様々な投資対象の中での相対的な重み付けとしてこういう目的で、こういう資産を保有するというのがあります。

代表的な投資対象とリスクについて知ろう②では、株式の特徴とリスクについて見ていきます。

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