Masuda Hiroaki

stock01
 

 

 前回簡単にご紹介した代表的な投資対象である株式・債券・不動産・そしてスモールビジネス。

今回は株式について取り上げます。

 

 株式を保有する投資家の動機としては、売却益を期待します。なぜなら、すべての株式会社の株式は、その株式を保有している所有者が売りたいと思えば売ることができます。しかし、いちいち相手を探してくるのは面倒なので株式を売買する市場、すなわち株式市場が存在するのです。ここでは様々な投資家が参加し、株式の売買を行います。

 

 この株式市場で取引されている株式市場では、相手をごまかすことができないように上場している会社は様々な財務情報をオープンにしなければなりません。逆にいうと、株式市場で取引されている株式は、そうでない株式と比較してより透明度が高く取引しやすいと言えます。上場していない、すなわち未上場の株式は情報が透明でないので取引するには専門的な知識を身につけておく必要があります。 

 

 それでは、株式を所有するということはどういうことでしょうか。会社は目に見えませんが、あたかも存在しているかのように振る舞います。会社とは透明のハコで、そのハコを主人公としてオカネのやり取りをしてもいいという取り決めが法律でなされているのです。株式を所有するということは、この透明のハコに対する所有権を持つことになります。  


stock02

 

具体的には、株式を所有することで、主に3つの権利を主張できるようになります。

 

1. 経営参加

2. 配当の分配

3. 清算時に残余財産を分配

 

 このうち、2.配当の分配が資産運用における側面となります。たとえば会社がすごく儲かって「今年は1億円を株主に配当しよう」というときにあなたが10%の株式を保有しているとすると、1,000万円を受け取ることができる権利です。配当は会社の業績に応じて決まりますので、もしかするとその一回限りかもしれませんしずっと続くかもしれません。 

 

 さて、仮に1,000万円の配当を受け取る株式を買うためにあなたは幾らなら払うでしょうか? すなわち株式の価値はどうやって決まるのでしょうか。株式の価値、すなわち株価は現在の価値将来の価値という2つの価値で決まります。

 

 まず現在の価値ですが、たとえばある会社の資産全部が1億円であったとします。その会社に借金はないものとします。その会社の現在の価値はいくらになるかというと、ぴったり1億円です。弊社WEBサイトの家計戦略の実践というところで純資産の説明をしておりますが、会計帳簿を見るとすぐに分かるのがこの純資産、すなわち会社の現在の価値です。現金に変えられるものすべて足しあわせて、そこから返済しなければいけないものを引く。たとえば借金とか、未払いの従業員の給料などです。そこで残ったものが純資産です。もしこの純資産がマイナスだと資産より負債のほうが多いので債務超過であると言ったりします。これが会社の現在の価値です。

 

 ではその会社の将来の価値は? すなわちその会社が将来どれくらい稼ぐ能力があるかについては? それは誰にも分かりません。明日、その会社にとって良いニュースが連続で発表されて株価が急上昇してしまう例があるかもしれませんし、明日、その会社にとって大口の顧客が倒産してしまってピンチに陥るかもしれません。明日、何が起こるのかは誰にも分からないように、その会社が将来どれくらい稼ぐ能力があるのかは誰にも分からないのです。

 

ここに株価が上下する原因があります。

次回は株価が上下するメカニズムと、その株価が適正であるかどうかを判断する基準についてご紹介します。

 

投資対象について動画で学習したい方は会員登録後にコチラをクリック。

この記事が役に立つと思ったら「いいね!」お願いします!

 
 

コメントを投稿するにはログインしてください