Ogura Manabu

 

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それでも建てる!
 

 

中国のゴーストタウンがますますゴースト化していると、WSJが伝えている

見たことのある人なら分かるだろうが、中国のゴーストタウンは廃墟というよりは、建設途中のビルが放置されている感じだ。コンクリートがむき出しになり、壁もないところがところどころあり、窓ガラスがあっても保護用の薄いテープが表面に貼られているまま…のような。

ゴーストタウンというと一度はたくさんの人が住んでいて、過疎化などですっかり人がいなくなったところを想像するが中国のゴーストタウンは一度も人が住んでいないのでゴーストタウンもきれいなままなのである。もしゴーストが、人の気配を察して住み着くなら中国のゴーストタウンはゴーストも住み着かない。

今、中国全土でマンションの空室率は20%だと言われている。投資用にしろ居住用にしろ、5軒に1軒は借り手がない状態だ。ちょっと前から言われていた、たとえばステファン・ローチ氏の「中国は都市化が進むので、マンションの過剰在庫はその都市化の現象の一つだ」というのが辻褄があわなくなってくる。

都市化が進むにつれてそれらの在庫は一掃されるはずだった。農地から膨大な人が都市に押し寄せて、居住用マンションをみんな買う or 借りるから、最初に作りすぎていても問題はないのだ…という仮説があてはまらなくなってきている。

事実として都市化はストップし、在庫ははけていない。

だが、バブルが急激に弾けるというのは政府が許さない。価格が急激に下落しそうになったら、たとえば「購入価格の10%以下で売却することを禁じる」みたいなびっくりするような法律が出てくるだろう。

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