Ogura Manabu

 

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需要が変化しただけ?


「不動産広告に掲示されたシングルファミリー用物件がなかなか売れない」

ということで、ジャネット・イエレン連銀議長も不動産需要の心配をしている。事実、住宅ローン金利も更に下がり、かつ住宅ローンの審査も緩くなっているというのに。

リーマンショック以降、私たちはこのテのストーリーに慣れすぎていてすぐ「景気減速か」と浮足立ってしまうが事実はそうでないっぽい。

すなわち、需要がなくて家が売れないというよりは需要はあるが供給が追いつかないから住宅売買の取引量が少なくなっているようだ。

溜まっていた住宅の在庫が一気に吐き出されて今在庫が少なくなっているのと、昔は好まれたシングルファミリー用の不動産が今は売れず、不景気を乗り越えるために複数家族でコストを分担する二世帯住宅が好まれているようだ。

しかも住宅の空室率が下がってきており容易に売り出し中の空き家を見つけることが難しくなってきている。

なのでもし今後「住宅取引ボリュームが落ちた」というニュースをネガティブな意味合いで聞いたとしても、それはサプライサイドに立ったストーリーではないかもしれない。現在のアメリカの「家の売れなさ」は憂うべきものではない可能性が高い。

 

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